成功する経営者の13項目

 弁護士業が40年近くとなり、あらゆる分野にわたる多数の経営者とあってきたが、成功する経営者には共通の要素があり、共通の意識を持っているようだ。
 成功する経営者のポイントを、13項目にまとめてみた。参考になれば、幸いである。

1.好奇心の強いことが最高の資質!

好奇心が、新しい製品、サービス、技術を生みだす。イノべ―ションは、好奇心から!
経営者の好奇心が強ければ、従業員も、好奇心が強くなる
アイディアを出せるものが英雄だ!
アイディアなきものは去れ!

多様性が、アイディアを生む!従業員が、個性を発揮できているか!
女性が活躍しているところは、間違いなく多様性がある!

優れたものは、失敗の教訓から!失敗より、成功が多ければ良い!

常に高い目標をもて!しかし、事態を率直にみること

自分の事業の上流と下流に、
新たなビジネスチャンスがある!
自分のノウハウ・技術は、他の分野に活かせるはずだ!

慣れに依存しないこと、慣れは堕落の第一歩!

学ぶこと!好奇心が学びの原動力!

売れる商品は、顧客にとって「使い勝手が良いこと」であることを忘れるな!

2.顧客目線で見よ!

消費者の反応に、如何に敏感になるかが重要!顧客が真に求める商品、サービスは何か!
技術力が高いからといって売れるわけではない!
良い製品かどうかは、顧客が決めるもので、売る側、作る側が決めるのではない!
顧客が、何を最も重視するかを知れ!
うまくて安ければ、立食のフレンチでも列ができる!

平常から、消費者とともにあれ! 修理サービスは重要! リピーターになる!
普段から、コミュニティーに奉仕せよ!
コミュニティーの行事に参加せよ!
社会奉仕を考えろ!
コミュニティーに溶け込むことが、最大の宣伝!
80/20の原則を忘れるな!
売り上げの80%は、20%の顧客が生み出す。
今の顧客を、大事にせよ!

ブランド力に敏感になれ!付加価値をつける要素は、歴史、文化、環境、自然、健康・・・と、沢山ある
視覚、聴覚、触覚に訴えよ!
顧客が真に求める商品を探せ!
潜在的な需要を探せ!

マーケティングは重要!強い好奇心で、顧客の嗜好、社会の動きに敏感となれ!
社会の事象にアンテナを張れ!
潜在的な需要を探せ!
市場調査は綿密に、分析は柔軟に!
今の顧客に、より多く買ってもらうことを忘れるな!

クレームを財産にできること!クレームは、改革の宝庫!
消費者を愛すること
謙虚さが重要!

細部にこだわること、
おおざっぱに処理することを使いわけよ!
顧客にとって、「使い勝手が良いこと」が最も売れるものだ!
顧客のために、こだわれ!
顧客のために、おおざっぱになれ!

3.競争にタフなこと!

競争は安売りではない! 安売り競争では、自滅する!
ブランド力で戦え! 顧客が望むものを提供せよ!
競争は、「知恵」の勝負!
競争にタフなこと、競争を楽しめること、競争に正面から向き合えること!

4.変化に抵抗感のないことが重要!

ビジネスモデルは、5年の寿命の時代だ!常に、イノベーションが必要!
前進は、変化に適応すること!

安定していると思っている企業は、確実に衰退している!毎日同じことを繰り返している企業は、着実に衰退している!

今、絶好調は、次に下降することのサイン!勝っている間に、改革せよ!
勝っている間に、多角化・M&Aを!

自分のマーケットが縮小する時は、
多角化して縮小・離脱か、買収して体力強化か、
縮小して利益率を高めるか、早く選択せよ!

ホールディングカンパニ―は、変化に強い!中小企業も、ホールディングカンパニ―を考えよ!
強い部門は伸ばし、駄目な部門は縮小するか手放せ!
多角化・M&Aに効率的だ!

従業員にも、変化に敏感にさせよ!それは、自ら敏感になること!
予想外のことに慣れていること!

常に高い目標を!
生産性向上に、終わりはない!

5.スピード感が重要!

社会のスピードは、加速している!ビジネスは、スピード感が大事!

ビジネスは、単純・軽快さが大事、
それがスピードの源泉!
自信がスピードを生む!
スピード感を感じないビジネスは、どこかに無駄がある!

新製品の開発、M&Aは、スピードが第一!マーケットも、需要も、時々刻々変化している!

レストランをみよ!はやっているレストランは、料理が顧客の望むタイミングで出てくる!

稟議制を廃止せよ!時間を取るだけ!稟議は日本だけにあるもの、しかも戦前はなかった!
稟議が無いと心配だろうが、世界をみれば無いのが普通なのだ!
稟議は責任分散、責任放棄の仕組み!
稟議でなく権限の移譲が重要!
権限を委譲し、権限ある者が、その責任で判断せよ!
稟議で時間を空費すると、世界に勝てない!
独断専行は、報告の合理的なルール化で防げる!

会議過多は避けよ! 責任回避の会議を排除せよ!責任逃れだけの会議が多すぎる!
権限ある者が、その責任で決定せよ!
会議でなく、いつでも、意見交換、議論ができることが大事!
無駄な会議を排除せよ!

情報を共有し、組織をフラットに!ただし、しかし、何をどう共有するかが大事!
情報を何でも共有して、無駄を生みだしていることも多いので注意!
メールで何でもCCにするようでは駄目

コンプライアンスは大事だが、スピード感を失わないことコンプライアンスが万全でも、時間がかかるようではビジネスでない、それは学校だ!

組織は、常に劣化する!組織の官僚化、硬直化を避けよ!
組織の敷居は、取り払え!
非効率な手続きや慣行が無いか、常にチェックせよ!

6.成功率70%で突進できること、しかし、常に最悪の事態も想定すること!

成功を確信できないと動けない者は、大きくなれない大きな事業、新しい事業を目指す時、100%確実なものは無い!
成功率70%でしり込みするものは、経営者に向かない!
チャレンジとは、70%を100%にすることを目指すこと!

ただし、チャレンジしても、
撤退すべき時は撤退する勇気も必要!
撤退するリスクを、常に織り込んでおくこと!

失敗を恐れないこと! 全体で、失敗より成功のほうが多ければ、それで十分だ!
失敗経験のない成功者はいない!
失敗から多くを学べる者が成功する!

   
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M&A・事業再生の弁護士-金子・福山法律事務所